関東

甲子園コラム

山梨の甲子園初戦クロニクル|ミラクル市川の再現と、「奇跡の箕島」にあと一歩だった吉田

夏の甲子園・山梨代表の初戦史を辿る。1991年、春に「ミラクル市川」と呼ばれた市川は夏の初戦でも瓊浦に6-5でサヨナラ勝ちし、春4強・夏8強へ。1983年の吉田は2年生左腕・三浦憲が優勝候補の箕島を追い詰め、9回2死から硯昌巳の同点弾、延長13回の逆転サヨナラで3-4。奇跡を起こした山梨と、奇跡を起こされた山梨を描く。
甲子園コラム

茨城の甲子園初戦クロニクル|あと一人から、49年

夏の甲子園・茨城代表の初戦史を辿る。1974年、夏初出場の土浦日大は関東三羽烏の一人・工藤一彦を擁し、1年生・原辰徳らの東海大相模を相手に9回二死まで2-1とリード。しかしあと一人から追いつかれ、延長16回2-3でサヨナラ負けした。それから49年。2023年の土浦日大は開幕戦で上田西と延長タイブレークを戦い、10回に一挙6点、8-3で勝利。そのまま学校史上初の4強へ進んだ。二つの延長戦から茨城高校野球の50年を村瀬剛志が振り返る。
甲子園コラム

群馬の甲子園初戦クロニクル|優勝旗は突然やって来ない

夏の甲子園・群馬代表の初戦史を辿る。1978年、春4強で木暮洋・阿久沢毅を擁した名門・桐生は膳所を18-0で圧倒。この一勝は現在まで桐生最後の甲子園勝利でもある。1998年、桐生第一は明徳義塾を一時5-2とリードしながら延長10回5-6でサヨナラ負け。しかし翌1999年、正田樹を擁して群馬県勢初の全国制覇を果たした。二つの「桐生」から群馬高校野球の時間を村瀬剛志が描く。
甲子園コラム

栃木の甲子園初戦クロニクル|大記録の始まりと、名将最後の九回

夏の甲子園・栃木代表の初戦史を辿る。1962年、春の優勝投手・八木沢荘六を赤痢で欠いた作新学院は、加藤斌が気仙沼との延長11回を投げ抜き2-1。そのまま史上初の春夏連覇へ進んだ。1995年、宇都宮学園は春の王者・観音寺中央を8回終了時6-4とリードしながら、9回に4点を奪われ6-8。名将・上野武志最後の一戦となった。二つの初戦から、栃木高校野球の時間を村瀬剛志が振り返る。
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千葉の甲子園初戦クロニクル|名門には、「まだ名門ではなかった夏」がある

夏の甲子園・千葉代表の初戦史を辿る。1973年、2年生エース土屋正勝の銚子商は岡山東商を延長12回1-0で破り、次戦では江川卓の作新学院も同じ延長12回1-0で撃破。1984年、春の選抜で初出場8強の拓大紅陵は夏も初出場したが鹿児島商工に0-5で敗れた。翌年全国制覇へ向かった銚子商と、後の全国準優勝校・拓大紅陵。その「名門になる前の夏」を村瀬剛志が描く。
甲子園コラム

埼玉の甲子園初戦クロニクル|熊谷商の夏祭りと、所沢商が守った六つのゼロ

夏の甲子園・埼玉代表の初戦史を辿る。1981年、熊谷商は下関商と両校19安打、計23得点の乱打戦をサヨナラで制した。1983年、所沢商は桑田真澄・清原和博が甲子園へ初登場したPL学園を六回まで無得点に抑えた。二つの県立商業高校が残した夏を村瀬剛志が語る。
甲子園コラム

神奈川の甲子園初戦クロニクル|横浜商の開幕延長戦と東海大相模のまさか

初戦・故郷の白球史|49代表地区に残る、勝った夏と負けた夏神奈川の甲子園初戦クロニクル|横浜商の開幕延長戦と東海大相模のまさか甲子園の開幕日は、いつも少しだけ空気が硬い。まだ土には誰の涙も染み込んでおらず、アルプスの応援も、どこか探るように...
都道府県別・高校野球の歴史

甲子園と神奈川代表──なぜこの県は、勝ってもなお語られ続けるのか

この記事でわかること 神奈川が「横浜だけの県」ではない理由(横浜商―湘南―法政二―桐蔭―東海大相模―慶應までの系譜) 神奈川県勢が“全国の壁”を越えてきた転換点(初出場の扉/初優勝/連覇/価値観の更新) 1949年・1970~71年・199...
都道府県別・高校野球の歴史

白球は赤城を越え続けた――群馬県はなぜ甲子園で“強くなり続けた”のか

赤城山から吹き下ろす乾いた風が、グラウンドの土をさらりと撫でていく。群馬の夏は、いつも静かに始まる。だが、その静けさの奥には、長い時間をかけて積み上げられてきた熱がある。勝てば全国、負ければ日常。この単純で残酷な分岐点に、群馬の球児たちは何...
都道府県別・高校野球の歴史

白球に選ばれた千葉代表――銚子商業と習志野、背負い続けた甲子園の夏

千葉代表、その名を背負った高校たち――甲子園に挑んだ千葉県代表校の歴史導入|「千葉代表」と呼ばれた瞬間から、物語は始まる県大会の決勝、最後のアウトが取られた瞬間。グラウンドに立つ選手たちの背中が、ふっと大きく見える――僕は、あの感覚を今でも...